英語教育の哲学的探究3

 このブログの主目的は、(1)英語教育について根本的に考え直すこと、(2)英語教育現場の豊かな知恵をできるだけ言語化すること、です。このブログでの見解などは柳瀬個人のものであり、必ずしも柳瀬が所属する組織や団体などのものではありません。ブログ管理での技術的理由から「英語教育の哲学的探究2」よりこのブログに移行しました。  なお私が所属する京都大学・国際高等教育院・附属国際学術言語教育センター・英語教育部門のウェブサイトでは、学生さんの自律的な英語学習・使用を支援するための情報を多く提供しています。https://www.i-arrc.k.kyoto-u.ac.jp/english_jp

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2025/06/21

ChatGPT登場半年後に私が考えていたこと:2023年『英語教育増刊号』(大修館書店)の原稿を転載

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以下の原稿は、私が2023年の5月に執筆し、その年の夏の『英語教育増刊号』(大修館書店)に掲載していただいた「ChatGPTは孫悟空」という記事です。編集部の許可を得て、ここに転載します(ただし脚注は省略)。 記事の意図は、ChatGPTが登場して日が浅い頃でしたので、まずは比喩...
2025/06/08

ウェブアプリ (Random Shuffler) と カスタムGPTs (Word Quiz Generator) -- 語彙集の単語をランダムに並び替えてテスト問題とその回答を作り出します

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  ■ 入力した単語の順番をランダムに入れ替えるアプリの必要性と簡単な作成 私はこれまで、担当科目で義務化されている指定語彙集からの単語テストをChatGPTプロンプトを使って作成していました。 本当はこのプロンプトを学生さんに渡して、学生さんに何度も自分でテストを作りそれに答え...
2025/05/29

「AI活用により英語学習者を自律的ユーザーに育てる --京都大学の学術英語ライティング授業についての省察的報告--」(英語翻訳の二次出版付き)

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 この度、私の実践報告が公開されましたのでお知らせします。 柳瀬陽介 (2025)  「AI活用により英語学習者を自律的ユーザーに育てる  --京都大学の学術英語ライティング授業についての省察的報告--」 『京都大学国際高等教育院紀要』8, 1-27 https://reposi...
2025/05/28

「多様性だけが人類を救うことに、賭けている」ということばで思い出した拙稿(指定討論者発表予稿)

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  私のような人間にとって知識人に出会えることほどの喜びは他にほとんどありません。ましてその人と、たとえオンラインであっても会話をすることができるのは、かけがえのない経験です。 その意味で、私が ガメ・オベールさんを知ることができた のは本当にありがたい。ガメさんは私より約20歳...
2025/05/18

国立情報学研究所・教育機関DXシンポの第2回目の登壇の動画とスライド、およびその後の社会の変化を踏まえての長期的視野の必要性

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 2024年10月3日(水)に国立情報学研究所の教育機関DXシンポジウムに2回目の登壇をさせていただきました(ここ半年あまり本当に忙しくてブログの整理もままなりませんでした)。 AIの言語生成と人間の言語使用の違いを重視するAI活用: 大学英語ライティング授業の教育学的考察 概要...
2025/05/15

書評『よい教育研究とはなにか--流行と正統への批判的考察』(大修館書店『英語教育』2024年9月号掲載原稿)の公開

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以下の書評は、大修館書店の『英語教育』2024年9月号74ページに掲載させていただいた原稿です。ガート・ビースタ(著)、 亘理陽一、神吉宇一、川村 拓也、 南浦涼介(訳) (2024) 『 よい教育研究とはなにか--流行と正統への批判的考察 』 (明石書店)を、英語教育界がどう読...
2025/05/14

「英学2.0を支援する英語教育研究」の発表予行演習動画とスライド

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  2025年3月15日に「英語コーパス学会ESP研究会」で、「英学2.0を支援する英語教育研究--英語とAIの相乗効果的覇権の時代における考察」という講演をしました。ここではその予行演習動画と当日に配布したスライド資料を公開します。 スライド (PDF) のダウンロードはこ...
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Yosuke YANASE
I'm (Mr./Dr.) Yosuke YANASE, Professor at the Institute for Liberal Arts and Sciences (ILAS) in Kyoto University. I teach English as a practitioner-researcher.
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