2025/07/30

「「創造的破壊」の波に乗れ--英語教師の挑戦と責務」『英語教育2025年8月増刊号』 (pp.80-83)

 

この度、『英語教育2025年8月増刊号』 (pp.80-83) に以下の記事を掲載させていただきました。


「創造的破壊」の波に乗れ--英語教師の挑戦と責務


タイトルから、この記事の論点は明らかかもしれません。


  • AIの浸透は、既存の教育システムの破壊を伴う。
  • だがその破壊から、私たちはよりよい教育システムを創造しなればならない
  • AIの進化は大波のようなもので、誰も止めることはできないのだから、サーファーのようにその波に乗るしかない。


その上で、私なりに考える現代日本の英語教師の「挑戦」と「責務」について提言しました。

増刊号の他の記事にはほとんどなかった歴史的・社会的な視点から、それなりに尖った提言をしたつもりです。最後は昭和23年の中野好夫氏のことばを引用してまとめました。


ご興味があればお読みください。



なお、この増刊号は32名の英語教師・英語教育研究者のAIへの取組みがまとめられたものです。それぞれに個性が出て興味深いです。AI利用の成果の有無については、使いこなしだということがよくわかります。私としては小林良裕先生(豊島岡女子学園中学校・高等学校教諭)がp.28でご紹介されているような作業の自動化について今後勉強してゆきたいと思いました。AIは機械的な作業にこそ使うべきだと考えているからです。


ちなみに私は、英語圏での教育界におけるAI活用についてはSubstackで情報収集しています。技術情報でしたらX/Twitterでかなり得ることができますが、どう教師や一般人がAIを使いこなし、どうAIを認識するかといった点については、ある程度の分量の文章が掲載できるSubstackのようなメディアが便利です。


学生さんが書いた約50行のプロンプトから考えた--AIを使えば、学習者は自らの教師になりうる

  「AIを使うと、学生さんの思考力が低下する」という懸念には一理ある。実際にその傾向を示す学習者も少なくない。 しかし、技術そのものが主体性を奪うと断定するのは早計だろう。 私の英語の授業では、毎週「好きな英語のYouTube動画を見てレポートを書く」という宿題を課している。 ...