2026/03/09

「AI時代の英語教育の再設計―歴史的考察と英語教育実践報告―」(言語教育Expo2026招待講演動画の公開)

 2026年3月1日に言語教育Expo2026で行った招待講演の動画とスライド(PDF版)を公開します。



スライド(PDF版)はここをクリックしてダウンロード


AI利用については、単に技術的に何が可能かを考えるのではなく、「AIに近現代社会の歪みをこれ以上悪化させてはならない」という基盤を元に考えなければならないと私は考えています。その上で、近現代日本の2度の衰退を総括し、外国語教育の普及の背後にある植民地主義を踏まえた上で、あくまでも教育の問題としてAI利用を考えなければならないと説きました。そういった信念に基づく私のAI活用型英語教育実践も紹介しています。



この発表の前日に、米国とイスラエルによるイラン攻撃が始まりました。帝国主義が新たに復活した、あるいは既に第三次世界大戦が始まっているのではないかという言説が見られます。

同時にClaudeを提供しているAnthropic社とペンタゴンの交渉が決裂しました(そしてその直後にOpenAI社がペンタゴンと契約をしました)。Anthropic社が譲れなかったのは、Claudeで完全自律型兵器で操作するのは時期尚早だということと、Claudeを米国民の大量監視に使うべきではないという点です。それに対してペンタゴンは軍事利用について私企業が口を挟むべきではないというものでした。

どちらも今後の世界史にとって重要な事件かと思います。


このような世界史的大変動の時代に、日本の英語教育はどうAIを活用すべきかについて考えるために、ご興味のある方はこの動画を御覧ください。


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  渡辺貴裕(2026)『 教師のためのリフレクションと対話--「やってみての気づき」を授業検討会や校内研究に活かす 』日本標準 は、全国の小中高の研究部が本棚に置き、校内研究の時期になる度に担当者が読んでほしい良書。 たいていの小中高では校内研究会が制度化されているが、それが形...