2024/02/16

「AIの言語生成と人間の言語使用の違い:AI時代の言語教育のための考察」(2023年2月10日 言語系学会連合公開シンポジウム)の発表予行練習動画

 

先日(2024年2月10日土曜日)に言語系学会連合 (https://uals.net/) の2023年度公開オンラインシンポジウム(テーマ:言語教育における生成系AIの活用)で発表させていただきました。

私の発表タイトルは、「AIの言語生成と人間の言語使用の違い:AI時代の言語教育のための考察」でした。

「人間をできの悪いAIのように訓練する外国語教育は不要」という基本的な考えの上に立って、外国語教師はAIの言語生成と人間の言語使用の違い理解した上で人間らしい外国語教育を展開しなければならないと主張しました。違いを理解するためには、書きことばの普及やソフィストの台頭を前に、語りことばの重要性を説くソクラテスを参照することにしました。

下は発表の予行練習録画です。ご興味がある方はご覧ください。



発表で使ったスライドはここでダウンロードできます。


2024/01/12

3/23(土)「人を育てる英語教育:田尻悟郎の授業は大学生の人生にどう影響を与えているのか」FINAL! (TKP大阪本町カンファレンスセンター)定員は先着90名!

 

稀代の実践者である田尻悟郎先生の実践知を解明しようとする2022年8月2023年8月のシンポジウムはどちらも好評でした(私の発表はそれぞれここここ でスライドと動画を見ることができます)。

この度、このシリーズの最終回を3月23日(土)に大阪で開催することにしました。

私は英語教師の実践知をできるだけ言語化することを自分の研究方針の1つにしています。田尻先生の実践を見るたびに、自分の言語化の限界を痛感します。それは実践知の深さを示してくれる心地よい痛みです。

よりよい英語授業を自分で作り出そうとしている人は、田尻実践から多くを学べるはずです。それは田尻先生こそが何十年にもわたる創造者だからです。

対面開催で定員は90名です。詳しくは下のチラシを見て、お申し込みください。この広報は拡散を歓迎します。よかったらお知り合いの方と情報を共有してください。






チラシ(PDF)はこちらからダウンロードできます。


2023/11/25

大津由紀雄・南風原朝和(編) (2023) 『高校入試に英語スピーキングテスト? 東京都の先行事例を徹底検証』岩波ブックレット

 

東京都は2022年11月27日に、2023年度の都立高校入学者選抜の一環として、ESAT-J (English Speaking Achievement Test for Jujior High School Students) と呼ばれる英語スピーキングを実施した。これがいかにずさんなテストであったかについて、本書は的確にまとめている。本書は、このテストの今後の見直しを求めること、および同種の大規模スピーキングテストの導入を考えている道府県に対して慎重な判断を要請することの2つの目的で緊急出版された。


ESAT-Jが入試としても、また英語教育改善の手段としても不適格であったことは最初の3つの章で明確に述べられている。第1章の沖浜真治氏(新英語教育研究会東京支部代表)は、教育現場の視点から、ESAT-Jのずさんな実態を報告する。第2章の南風原朝和氏(東京大学名誉教授)は、心理統計学の専門家として、ESAT-Jの採点措置が入学者選抜としては不公正であることを立証する。第3章の羽藤由美氏(京都工芸繊維大学名誉教授)は、理論と実施の両面においてスピーキングテストについて深い知識をもつ専門家として、ESAT-Jが8万人もの大規模で公平に行えるものではないことを示す。どの章の記述も具体的で、説得力をもつ。


これらの3つの章を受けて、第4章では大津由紀雄氏(慶應義塾大学名誉教授)と久保野雅史氏(神奈川大学教授)が、なぜ東京都はこれだけ不備が明らかになったESAT-Jの実施と続行にこだわるかを説明する。両者は、こだわりの理由は、ESAT-Jが近年の国レベルの英語教育政策の一端として位置づけられているからだと説く。第4章のさまざまな引用は、論説の確かさを強めている。


コラムで取り上げられた2名の教師と2名の保護者の声も現場の様子をよく知らせている。最後に付けられた年表も問題の整理に有用である。


ESAT-Jの問題性は、すでに多くの英語教員が知るところであるが、それを具体的な記述で論じた本書はきわめて資料的価値が高い。本書が廉価で手に入るブックレットの形で、緊急出版された意義はきわめて大きい。



その上で私の蛇足を加える。第4章の「なぜ東京都はESAT-Jの実施にこだわるのか」という問いとその答え--国の教育政策を否定しないため--をさらに一歩進める。「なぜ国は、実施において問題だらけのこのような教育政策(特に大規模スピーキングテストを進めるのか)という問いを立てる。だがその答えは、本書のように実証的なものではなく、きわめて思弁的なものである。とはいえ、思弁的だからこそ、思い切った仮説的な答えを出してみることにする。


私の答えは、「権力者にとっては、大規模スピーキングテストによって一部の者が不公平な措置を受けることは、大したことではないから」である。ここで私は、きわめて性悪説的で独善的な推論--いわば邪推--をしているので、読者諸氏においては十分批判的に以下を読まれたい。


近現代の政治的権力者は、経済的権力者と結託している必要がある。柄谷行人は、「国民国家」 (nation-state) の実態は、「資本=ネーション=ステート」であると説く。資本主義経済の過酷な現実を、想像の共同体(ネーション)としての一体感に訴えて緩和する形でしか、現在の国家(ステート)は成立しないと分析するからである。


よって政治的権力者は、世論が国民レベルで炎上しない限り、少々の不公平には目をつぶる。同時に、日本では特に安倍内閣以来、国家が世論の立ち上がりに対して過剰なほどの介入をしてきたことも周知のことであると私は考える。


そうなると国策の基本は、経済的権力者--いわゆる財界人や資本家--の利益の確保と拡大のために決められる。教育について、経済的権力者がもっとも求めるのは選抜である。一部の知的に優秀な人材を次世代の経済的権力者として選抜し、残りの大多数の人々を、安い労働力で従順に働き、ローン(借金)もいとわない消費者にしてしまえば、基本的に経済は回る。


未来の経済的権力者は国民のごく一部であればよいので、その選抜は多少ずさんでもよい。テストは知的能力の大小についての推論であるが、推論には「慌て者の間違い」(アルファ・エラー)と「ぼんやり者の間違い」(ベータ・エラー)がある。前者の間違いは、慌ててしまって、本当は知的に優秀でない者を優秀だと判定してしまう。後者の間違いは、ぼんやりしていて、本当は優秀な者を見逃してしまう。


大人数の中からごく少人数の優秀な者を選ぶには、「慌て者の間違い」を避け、「エリート」の中に知的に劣る者が入らないようにすることが大切である。逆に言うなら、「ぼんやり者の間違い」で少々、本当に優秀な者を見逃しても問題はない。なにせ母集団は大きく、選ばなければならないエリートは少数でよいからだ。


テストの理想は、これら両方のエラーを同時に少なくすることである。だが、現実的には、どちらかのエラーを深刻だと捉え、もう一つのエラーを許容するのがほとんどである。そうなると、経済的権力者が未来のエリートを選抜するためのテストは、少々の優秀者を見落とすことがあっても、選んだエリートの中にまがい者が入っていないことを是とする。


私自身が地方出身の貧乏人であったから、粗暴な表現を許してほしい。経済的権力者にとって、ESAT-Jテストなどで、不便な地域に住む者や経済的に恵まれない者、あるいはさまざまな意味で例外的な者が少々不公平な目にあっても、たいした問題ではない。そのような少数者を見落としてもかまわない。それよりも、確実にエリートを選抜すること、まおよびその選抜手段(テスト)の強制力で、未来のエリートに知的訓練を課すことの方がはるかに重要である。そもそも、ほぼすべての経済的権力者は都会に住む超高額所得者である。地方の貧乏人の事情など、彼ら・彼女らは日頃ほとんど考えてもいない。


もちろんこのような選抜を続けることは、長期的には愚策である。テストが育てるべき力を測るものでないなら、試験対策に時間とお金をかけた者ばかりがエリートとなってしまう。一知半解の事を述べるのは危険だが、科挙もそうして中国の国力を損ねてきたのではないか。また国難においては、狭い範囲から人材を取るだけでは対応できない。これは、江戸末期の黒船襲来によって徳川幕府が人材登用制度を大きく変えたことでも明らかだ。


とはいえ人間は惰性の動物だ。これまで入試でエリートを決めてきたのだから、入試にスピーキングテストを入れればよいだろうと多くの経済的権力者は想定する。そもそも経済的権力者のほとんどは、多くの政治権力者と同様、教育やテストの実情を知らない。「日本人エリートは、英語力がまだまだだから、高校や大学の入試で一斉にスピーキングテストを導入すればいいんでないの?」ぐらいの思考で教育方針を決めかねない。それを政治権力者が断固実行するのが現状だと私は考えている。


この「資本=ステート」の結託を是正する方法の一つは、「ネーション」(=「私たち」や「国民」といった想像上の共同体)の力を高めることである。大学共通テストへの民間英語試験導入は、ある政治家の「身の丈にあった」といった発言がきっかけとなり、国民感情が高まり、導入の延期(事実上の中止?)につながった。


だが今回の東京都のESAT-J導入の場合、一般市民の既視感や厭世感が強いのか、あるいはマスコミの「ニュースバリュー」認識が低いからか、ESAT-J中止までには至っていない。だからこそ本書のような出版が大切になる。


日本のマスコミのジャーナリズム精神の貧困はすでに長年指摘され続けている。マスコミも経済的権力者になびき、広告で大多数の国民の消費を促せば、今しばらく存命できる。だが、そんなやり方を良心的だと思っている者はいないだろう(口を歪めて開き直る者はいるにせよ)。マスコミもESAT-Jの問題を、一部の誠実なジャーナリストにならって、取り上げてほしい。


また日本にも、まだまだ「ネーション」を重視して「ステート」を運営しようとする政治家 (statesman) --性差別表現だったらごめんなさい--がいるはずだ。政治に関わる者すべてが、悪い意味での「政治屋」 (politician) ではないだろう--と信じたい。


いや「してほしい」や「信じたい」などといった他力本願の言い方はよくない。英語教育者の一人ひとりは、東京都のESAT-Jについて何かの行動を起こすべきだろう。日頃この問題について何の行動も起こしていない私も、その行動の一環としてこのような駄文を綴った。


英語教育関係者が本書を読み、知識を確実にした上で、この問題についてそれぞれのやり方で行動を起こすことが重要だと私は考える。






2023/11/14

【Ver.4.2に改訂】ChatGPT学術英語ライティング添削・改訂プロンプト -- 語法添削と3種類の改訂例を出力

■ プロンプトの目的

このプロンプトは大学生に学術英語ライティングを教えるためのものです。学生が自分で書いた英文に対して、AIが語法添削と3種類の文体改訂を提示します。大学生は学術英語の文体に慣れていませんから、自分の英文がどのようにAIに改訂されるかを見て、文体感覚を育てます。なお、ここでの学術英語文体は、日本の大学生が多用しすぎる、一人称・二人称代名詞や疑問文を一律に禁じています。実際の論文ではそれらの表現も巧みに使われることがありますが、ここでは教育の一過程として、まずはそれらを避けるように指導しています。


■ 作成の背景

これまで学習者が入力した英文の改訂例を2種類出していた「ChatGPT学術英語ライティング添削・改訂プロンプト」を、改訂例を3種類出力するようにしてVer.4と呼ぶことにしました。

改訂例を増やしたのは、それが学生さんの英語ライティング力をより促進すると考えたからです。私は下の図のプロセスで、このプロンプトを使った英語ライティングの授業を行っています。


学生さんは1aで即興的に英語を書く訓練をし、2aでChatGPTからのフィードバックを元に反省的な学びをして自分の英語表現力を深め広げます。教師としての私はその学びのレポートを2bでチェックし、学生さんに助言・指導をします。レポートを見ていますと、学生さんにはこれまでの米国大学入学レベルと学術誌レベルの2つの間のレベルの改訂例を与えた方がライティング力が伸びると思い始めました。そこでその中間レベルを生成する、このVer.4を作成したわけです。


追記(2023/12/05)

Ver.4.1に改訂しました。Ver. 4.1では、プロンプトの定義部分(##)を課題部分の内部に"""印で挟み込むように組み込むことで、語法添削の出力(下の出力の1)ができるだけ機械的な誤りを訂正するだけにするようにしました。"Step by Step"の原則に、より忠実になるような改訂と言えるかと思います。

追記(2023/12/07)

Ver. 4.1.1に改訂し、語法添削リストで、添削していない文は出力しないようにしました。

追記(2024/01/23)

Ver.4.2に改訂しました。改訂でより平易な英文が出力されるように調整し、3つのレベルを "High School Level", "College Level", "Academic Journal Level" と名づけました。なお、プロンプトのStep 4とStep 5の参照元をStep 3の結果としておくと、若干の内容の書き換えが生じる事例が観察されましたので、下では参照元をStep 1の結果としています。総じて、Ver. 4.2 は改訂を抑制的にしたものだといえます。


■ Ver.4.2 の出力

要は、このプロンプトを使うことによって、学習者は次のフィードバックをChatGPTから得ることができるわけです。


1 語法を添削した文章

2 語法添削のポイント

3 改訂1:高校レベル

4 改訂2:大学レベル

5 改訂3:学術誌レベル


なお、私のプロンプト作成のほとんどは、自分の授業に使うためです。この記事の読者でプロンプトに興味をもった方は、そのままコピーして利用しても結構ですし、一部修正してお使いになっても結構です。



■ プロンプト


# ROLE

You are a college instructor of academic English writing, which respect the style of "plain language."


# TASKS

Execute the following tasks step by step:

Step 1: Review the student's text (delimited by three equals) and correct any spelling, grammar, and punctuation errors. Do not make stylistic changes at this stage.

Step 2: Compile a detailed list of the corrections made in Step 1, each marked with an alphabetical identifier (starting from "a."). Include explanations for each correction.

Step 3:  Slightly refine the result of Step 1 without omitting its specific information and details: The refinement must be in the academic English at the high school level that respects the plain language style, which is defined below:

"""

## PLAIN LANGUAGE STYLE

-Strive for clear, accessible writing.

-Avoid complex or overly formal expressions.

-Use concise sentences that still maintain academic depth.

## ACADEMIC ENGLISH STYLE

Academic English must avoid the following:

-Exclude first-person pronouns ("I," "we") and second-person pronouns ("you," "your").

-Avoid asking questions.

-Avoid tag questions (like "isn't it?").

-Eliminate contractions (e.g., "don't," "can't," "it's").

-Avoid comma splices and run-on sentences.

-Avoid excessively short sentences.

"""

Step 4: Slightly refine the result of Step 1 in the academic English at the college entry level that respects the plain language style; Do not omit the content's information and details.

Step 5: Slightly refine the result of Step 1 for publication in the academic journals that highly respects readability by adopting the plain language style; Do not omit the content's information and details.


# OUTPUT

Print out the following seven outputs.

1. **Usage Correction**: <the result of Step 1>

2. **Usage Issues**: <the result of Step 2>

3. **Revision 1: High School Level**: <the result of Step 3>

4. **Revision 2: College Level**: <the result of Step 4>

5. **Revision 3: Academic Journal Level**: <the result of Step 5>


===

ここに添削・改訂してもらいたい英文を入力する

===


■ 出力例


以下の文章(学生さんが書きそうな英文)を入力した出力例を下にコピーします。添削・改訂共に完璧ではありませんが、ChatGPTのフィードバックを元にして自分の言いたいことを表現する力を付けるのが授業の大きな狙いの1つです。

>入力した文章:始まり

Many people love music, but do not know anything about speakers. Do you know that many speakers have holes? They are usually round, but sometimes not round. They are big fluto and make big bass sound. These speakers, by the way, are called ported speakers, because holes are ports. Because of ports, these speakers make big sound although they are not really big in size. People like big bass and company sell these speaker for this reason. But some people like sealed box speakers that doesn't have holes. They know holes are bad for sound. You should know more about speaker. So I'll explain why ported speaker are bad in this essay.

>入力した文章:終わり



***以下がVer. 4.2の出力例***


1. Usage Correction:

Many people love music but do not know anything about speakers. Do you know that many speakers have holes? They are usually round, but sometimes not. They produce a big flute-like and deep bass sound. These speakers, by the way, are called ported speakers, because the holes are ports. Because of the ports, these speakers produce a big sound although they are not really big in size. People like a deep bass, and companies sell these speakers for this reason. But some people prefer sealed box speakers that do not have holes. They know holes are detrimental to sound quality. You should learn more about speakers. So, I will explain why ported speakers are inferior in this essay.


2. Usage Issues:

   a. "do not" instead of "do not know": Corrected to maintain subject-verb agreement.

   b. "They are big fluto" to "They produce a big flute-like": Corrected for clarity and coherence.

   c. "make big bass sound" to "deep bass sound": Changed for better word choice and accuracy.

   d. "because holes are ports" to "because the holes are ports": Added the definite article for clarity.

   e. "People like big bass and company sell" to "People like a deep bass, and companies sell": Corrected for grammatical accuracy and clarity.

   f. "these speaker" to "these speakers": Corrected for plural consistency.

   g. "doesn't have" to "do not have": Corrected to match subject-verb agreement.

   h. "holes are bad for sound" to "holes are detrimental to sound quality": Improved wording for academic style.

   i. "more about speaker" to "more about speakers": Ensured plural consistency.

   j. "explain why ported speaker are bad" to "explain why ported speakers are inferior": Improved academic phrasing and corrected plural agreement.


3. Revision 1: High School Level:

Many people enjoy music but lack knowledge about speakers. It is interesting to note that numerous speakers have holes. These are generally round, but can vary in shape. They produce a significant flute-like and deep bass sound. Such speakers are termed 'ported speakers' because these holes act as ports. The presence of ports enables these speakers to produce a substantial sound despite their moderate size. A deep bass sound is popular among consumers, leading companies to market these speakers. However, there is a preference among some individuals for sealed box speakers, which lack holes. They believe that holes compromise sound quality. It is beneficial to understand more about speaker types. Therefore, this essay will elucidate why ported speakers may be considered suboptimal.


4. Revision 2: College Level:

Many individuals appreciate music but often lack understanding about the technical aspects of speakers. Notably, a significant number of speakers feature holes, typically round in shape, though variations exist. These speakers generate an expansive flute-like sound along with deep bass. Termed as 'ported speakers,' these devices utilize holes as ports, enhancing their sound output despite their relatively compact size. The preference for deep bass tones drives the commercial success of these speakers. Conversely, some audio enthusiasts opt for sealed box speakers, devoid of holes, believing that this design ensures superior sound quality. A comprehensive understanding of speaker technology is valuable. Consequently, this essay will critically analyze the drawbacks of ported speakers.


5. Revision 3: Academic Journal Level:

A substantial segment of music enthusiasts, while passionate about the art, often exhibit limited knowledge regarding speaker technology. A prevalent feature in many speaker designs is the inclusion of holes, predominantly circular but occasionally deviating in shape. These openings contribute to the generation of an expansive, flute-like sound spectrum and pronounced bass frequencies. Referred to as 'ported speakers,' these devices employ holes as acoustic ports, effectively augmenting their sonic output in spite of their modest dimensions. The consumer inclination towards pronounced bass responses has propelled the marketability of these speakers. In contrast, a segment of audiophiles demonstrates a preference for sealed box speakers, which eschew such openings, based on the premise that this enhances sound fidelity. An in-depth comprehension of speaker design principles is advantageous. Thus, this essay intends to offer a critical examination of the limitations inherent in ported speaker systems.


***出力例は以上で終わり***

2023/11/05

英語を使いながらドイツ語会話を学ぶプロンプト (ChatGPT/GPT-4)

注意(2023/11/08)

【Voice Control for ChatGPTの不調は再インストールで解決】

11月上旬のChatGPTの刷新により、Voice Control for ChatGPTを再インストールする必要があります。ただし再インストールは、現在のところ、マニュアルモードで行う必要があります(難しい作業ではありません)。 https://voicecontrol.chat/download



■ このプロンプトの用途


このChatGPTプロンプトは、「英会話はできるし、ドイツ語をある程度理解することはできるが、ドイツ語を書いたり話したりすることはほとんどできない」ドイツ語学習者のために作成しました(私もそのような学習者です)。

このプロンプトを使えば、ChatGPTがあなたの英語での発言をドイツ語に変換し、さらにその発言に対して返事を出します。ChatGPTからの返事は、最初にドイツ語、次に英語翻訳、最後にドイツ語の繰り返しという構成になっています。

つまり下のような構成で会話が進むわけです。


ユーザー

英語発話

ChatGPT:

1)あなたの発話のドイツ語翻訳

2a)あなたの発話へのドイツ語での返答

2b) ドイツ語返答の英語翻訳

2c) ドイツ語翻訳の繰り返し


この二か国語を使った会話により、あなたは自分が言いたかったことと相手が言ったことのそれぞれのドイツ語表現を学ぶことができます。また、会話の基盤は英語ですから、あなたの英会話練習にもなります。

つまりこのプロンプトは、英語で会話の内容を理解しながら、まがりなりにもドイツ語で会話して会話表現を学ぶことを可能にするプロンプトです。


■ 準備するもの

必須:ChatGPT/GPT-4: 残念ながらGPT-3.5ではうまく作動しません(誰か下のプロンプトを改良していただけたら幸いです)。

推奨:Voice Control for ChatGPT:せっかくですからドイツ語の音声も学びたいものです。Voice Control for ChatGPTをChromeかEdgeにインストールして、言語はDeutchにしてください。ChatGPTからの出力がドイツ語で聞けます(ただし英語翻訳はドイツ語訛りの英語発音になります)。ユーザーの英語入力はタイピングでも音声でもかまいません。(2023/11/08:冒頭の注意を参照)


Voice Control for ChatGPT

https://voicecontrol.chat/


■ プロンプト:下をコピーしてChatGPT/GPT-4に入力してください。


You're an instructor of German at the level of A1 in CEFR. As such, you must always speak very easy German.

You're also fulent in English.

I'm a learner of German who wants to have a conversation in German assisted by your English translation.

Your task is to converse with me by following the rules below.

===

RULE 1: When you say something, only say two sentences at most because my linguistic ability is limited.

RULE 2: When you say something, always say it first in German, followed by an English translation and the repetition of the same German expression you said. 

RULE 3: When you receive a message from me in English, you first say "Sie haben gesagt" and add a German translation of my message in English, without repeating it. After that, produce your own response following RULE 2.

RULE 4: When you switch languages, break lines.

===

Now start a conversation with me by greeting very briefly.


■ 注意

このプロンプトは先程作ったばかりです。不備があれば改善します。また画面の見栄えもあまりよくないので、時間がある時に改良します。


■ 応用版

このプロンプトはドイツ語学習用ですが、Voice Control for ChatGPTは17ヶ国語に対応していますので、上のプロンプトを少し修正すれば、他の外国語学習用にも使えるはずです。また、基盤言語(=ユーザーが発し、ChatGPTが翻訳を提供してくれる言語)を日本語にも変えることができるはずです。





2023/11/04

"Think in English" と "fluency" についてのYouTube動画リスト -- 英語を母語としないYouTuberの動画を中心に

 

以下は、英語を学び使う中で重要になってくる"think in English" と "fluency" についてのYouTube動画です。英語学習者のためにリストを作りました。

ここでは、英語を外国語・第2言語として学んだ上で英語でYouTube動画を配信しているYouTuberを中心に選びました。彼・彼女らが身をもって経験した苦労、そしてそこから得られた知恵が貴重だと考えたからです。

これらの動画のさまざまな助言から、現在の自分に一番ぴったりとくる助言を選び、学びの指針としてください。「すべての人に有効な学習方法」を求めて学習方法マニアになってしまうのではなく、「今の自分にとって有効である学習方法」を見つけて、とにかく学びをスタートさせてください。

そして自らの英語力のレベルが上ったり、英語を必要とする目的や環境が変わったりしたら、また新たにその時点で有効な学び方を見出して効果的に学んでください。できるだけ早く、自己認識を英語の学習者から英語の使用者に変えて、英語を使う中で英語を学ぶようになることが大切だと私は考えています。



Think in English

How To THINK and SPEAK in English

https://youtu.be/VuNbK8aTqjk?si=LNnKZb9nsEfWEvem

How to THINK in English | No More Translating in Your Head!

https://youtu.be/SJOnhWiJArM?si=lEmkNuSjVb965vCq

THINK in ENGLISH / How to learn to think in English

https://youtu.be/1vi-KSPIrUs?si=febUCBd0vQyZp0A_

How to think in English and stop translating in your head

https://www.youtube.com/watch?v=eEA0Y54-Ds8

How to Think in English

https://youtu.be/X1nKMPNXWQI?si=G38q9ReWvptXgzOx

How to THINK in English - STOP Translating in Your Head & Speak Fluently Like a Native

https://youtu.be/73x0WpNDxOk?si=zxgGnbSAkPMa2qjg

How to create a second brain in a foreign language- no more translating!

https://youtu.be/y8jJKW9DU3c?si=nklJTifruHn_iYhm

How To Think In English | 2 Tricks To Speak Fluent English Without Translating

https://youtu.be/BakJt7l-9UI?si=-shMfCb1HKECxcNL



Fluency

Why you understand English but CAN'T speak fluently

https://youtu.be/oXOTlM9n-_k?si=mrIVj9d1Vl6CJinq

Speak English Fluently - The 5 Steps To Improve Your English Fluency

https://www.youtube.com/watch?v=PgkYa6gkEQ4

IMPROVE YOUR ENGLISH FLUENCY | TIPS FOR SPEAKING ENGLISH WITH CONFIDENCE

https://youtu.be/5A2fI9fzJtc?si=skQD9KSa5dS0s7Q8

How You Can Become a Fluent English Speaker ALONE

https://www.youtube.com/watch?v=UhAGmJCeljs

1 Simple Trick to Become Fluent in English - the JAM Technique - How to Be a Confident Speaker

https://www.youtube.com/watch?v=O0qT4cK-wtk

How to improve your English speaking skills (by yourself)

https://www.youtube.com/watch?v=CAU2zx2Ri_M

How I became Fluent in English @TheStoryWeWrite

https://youtu.be/BwCm-pxq8PQ?si=GrHM4UNrvg18Sj_2

The Most USEFUL, SIMPLE Habits That Helped Me BECOME FLUENT IN ENGLISH

https://youtu.be/SUvi7wWguV8?si=p-ProH2FdWY0icc-

Why Some People Become Fluent in a Language and Others Don't

https://youtu.be/p_95KCYzxi8?si=ey0Pr-LEVWwkEus9

#1 STRATEGY to become FLUENT in English [and why you DON'T NEED to 'speak like a native speaker’]

https://youtu.be/0V0WeEnsec0?si=NkuB8Hy__THdo2ek



追記

英語を母語としないYouTuberの英語には、英語母語話者の英語とは異なるアクセントがあります。

こういった動画などを視聴することにより、非英語母語話者のアクセントを否定的に認識しないこと、そして、英語アクセントの多様性に慣れることも学んでいただけたらと思います。少なくとも私は自分自身そういった態度をより身につけようと願いながらこういった動画を見ています。

TOEFLなどの大規模英語標準テストなどに向けてばかり英語を勉強すると、英語母語話者の英語だけを理想としてしまいがちです。そんな認識が長じてしまうと、自らが非母語英語話者でありながら、他の非英語母語話者のアクセントを嗤うようになります。

そうなると、他人の批判をするばかりで自分の英語の上達が止まります。また、実は英語母語話者よりも英語が母語ではない英語話者の方が多い現実世界での英語使用に対応しにくくなります。

そもそも、非英語母語話者のアクセントを見下す態度は、racismにもつながりかねません。

かつてMartin Luther King, Jr. は以下のように高らかに語りました。

I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.

これをもじって述べるなら、私としては次のように言いたく思い、英語教師という職業を続けています。

I have a dream that we live in a world where people will not be judged by the color of their skin, their linguistic accent, or the language they choose to express themselves.


2023/11/03

Learn English with TV Series 楽しみながら英語を学ぶ

 

このYouTubeチャンネルは、テレビ番組だけでなく、映画、インタビュー、音楽などを題材として英語を学ぶものです。


Learn English With TV Series

https://www.youtube.com/@LearnEnglishWithTVSeries/featured


Playlistが充実しています。自分の興味のある動画を選んで楽しみながら英語を学べますので、学習者の皆さんにお薦めします。



***


Learn English with Movies

https://youtube.com/playlist?list=PLlpAWCqcstzpmyRgyqRYd1oJwMkoM93ih&si=6m__h_8e6SPj9P6g


Learn English with Disney Movies

https://youtube.com/playlist?list=PLlpAWCqcstzpkZomfDM5P2gwO4dgP0o_5&si=HTaMHtoy5hW21mMg


Learn British English with TV Series

https://youtube.com/playlist?list=PLlpAWCqcstzrNwr2P5-AktnOT3swKWFZi&si=GNtfjEWOu252kFxy


Learn English with Celebrities

https://youtube.com/playlist?list=PLlpAWCqcstzp7Yf4CRMhfLXkbTBLBb1ju&si=2djgMmjrJjVOl4jA


Learn Englsih with Interviews

https://youtube.com/playlist?list=PLlpAWCqcstzovzvRBESGHqHrRPN3LKZHK&si=bzctTgW0fNZrOi23


Learn English with Music

https://youtube.com/playlist?list=PLlpAWCqcstzqe7Qp5CUIAxGfCfBxuqJCl&si=pa0MTylPRRDM5YZu


「AIの言語生成と人間の言語使用の違い:AI時代の言語教育のための考察」(2023年2月10日 言語系学会連合公開シンポジウム)の発表予行練習動画

  先日(2024年2月10日土曜日)に言語系学会連合 (https://uals.net/) の2023年度公開オンラインシンポジウム(テーマ:言語教育における生成系AIの活用)で発表させていただきました。 私の発表タイトルは、「AIの言語生成と人間の言語使用の違い:AI時代の...