2020/09/28

2020年度後期大学院(修士課程)授業 「言語教育設計学2」のシラバス(詳細版)

 

以下は大学院(修士課程)での後期の授業「言語教育設計学2」(注)のシラバス(詳細版)です。

授業は京都大学のLearning Management SystemであるPandAで行いますが、リンク集として便利なので、ここにも掲載しておきます。

(注)この科目名は退職した前任者から便宜的に私が引き継いだものであり私が命名したものではありません。今の時点で強いて命名するなら「言語教育の哲学的探究2」でしょうか(笑)。なお「2」から始まっているのも引き継ぎに伴う事情からです。本来は、来年後期に行う予定の「1」の後にこの「2」を行う狙いですが、「2」から始めてもそれほど支障はないはずです。


*****


言語教育設計学2

 

授業開催形式

今期の授業はCovid-19感染拡大防止の観点から、すべてZoom(オンライン生中継配信)で行います。受講者の皆さんは、京都大学の人間・環境研究科のLearning Management SystemであるPandAからZoomをクリックして木曜13:00-14:30の授業に参加してください。

なお下記のURL以外の授業資料および課題提出もすべてPandAから行います。受講者は毎週必ずPandAをチェックしてください。

 

授業の概要・目的

この授業では言語教育の設計を、「全体性」、「個人」、「共同体」、「言語教育研究」の4つの観点から考察します。この授業の目的は、これら4つの観点から、言語教育における授業およびカリキュラムの設計について理論的に考察し、さらにそれを改善・再構築する力をつけることです。この力により、履修者が実際に教壇に立った際に、言語教育の改良に貢献できることを目指します。

なおこの授業での「言語教育」として考察する事例は主に日本における英語教育ですが、その他の事例にも時に言及します。またここでの「設計」として主に考えるのは、教師が(学習者からの協力をえながら)構想・実施できるレベルの設計・改善・再構築です。

 

到達目標

・理論的目標:言語教育における授業やカリキュラムの設計において、単に自分の経験から考えるのではなく、理論的な観点から検討を加えることができるようになる。

・理論的下位目標 (1):現在、軽視されがちな言語教育の身体的な側面にも配慮し、言語教育の全体性という観点から理論的に考察できるようになる。

・理論的下位目標 (2):言語教師と言語学習者が個人として行う実践・技能修得、および個人を起点とする行為という観点から理論的に考察できるようになる。

・理論的下位目標 (3):言語教育の当事者(学習者および同僚教師)の間での対話という共同体的な観点から理論的に考察できるようになる。

・理論的下位目標 (4):言語教師が自ら行う言語教育研究という観点から理論的に考察できるようになる。

・実践的目標:言語教育の授業やカリキュラムの設計・改善・再構築について、自分なりの解決法を提案し、それを共同体的観点からも研究的観点からも再検討することができるようになる。

 

授業計画と内容

この授業は上記の4つの観点に基づき、4部から構成されています。

 

【第1部 全体性の観点からの言語教育設計】

1 (10/01) 人間と言語の全体性から考える言語教育

2 (10/08) 認知意味論の身体論から考える言語教育

3 (10/15) 神経科学の身体論から考える言語教育

4 (10/22) 第1総括:全体性の観点から考える言語教育の設計

 

【第2部 個人としての教師と学習者の観点からの言語教育設計】

5 (10/29) 実践者論から考える言語教育

6 (11/05) 技能修得論から考える言語教育

7 (11/12) 行為論から考える言語教育

8 (11/26) 第2総括:実践者・技能・行為の観点から考える言語教育の設計

 

【第3部 教師と学習者の共同体の観点からの言語教育設計】

9 (12/03) 対話論から考える言語教育の設計

10 (12/10) 当事者研究から考える言語教育

11 (12/17) オープンダイアローグから考える言語教育

12 (12/24) 第3統括:共同体の観点から考える言語教育の設計

 

【第4部 言語教育研究からの言語教育の設計】

13 (01/07) 物語論から考える言語教育研究

14 (01/14) 実践者研究からの言語教育設計

15 (PandA) フィードバック

 

授業の基本方針:以下に、予習と復習のやり方について書きますが、大切なことは、この授業は教師が一方的に知識を提供する情報伝達ではなく、受講者の主体的で積極的な参加を求めるということです。受講者は、教師が予め提供しておいた予習用資料の中で、自分が重要だと思った論点を予めまとめておいて、それを授業中に発表し、全員で対話をしてその論点についての理解を深めます。その際に、さらなる説明が必要でしたら教師は解説を加えますが、それ以外は、教師は基本的には授業内では知識提示は行わず、もっぱら受講者の対話を深める役に徹します。復習では、授業で学んだことをできるだけ精緻に言語化します。予習と復習では書き言葉で、授業では話し言葉で、思考と省察を重ね、言語教育について的確に考え語ることができるようになること、そのことによって言語教育の現場でも有益な対話をするだけの力を獲得することを目指します。

 

附記:たまたま最近目にしたTweetは、私の上の方針と重なっているのかもしれません。



 

 

精読回:第1-35-79-1113-14回(以下、精読回)の授業では、履修者が指定されたテクストを精読した上で、教師が問いかけを行い、それをもとに参加者全員で討議します。

予習と復習の具体的なやり方は以上の通りです。

予習授業前日の深夜(水曜 23:59) までに、以下の教科書の項に示されたURLの記事(公開されている学術論文の場合はPDF本文)を読み、自分なりに理解できたことと理解できなかったことをまとめて、PandAの「課題」の欄に書き込んでください。

復習:授業前日の深夜(水曜 23:59) までに、その前の授業に参加して感じたことや考えたことをまとめて、PandAの「課題」の欄に書き込んでください。

 

総括回:第4812回(以下、総括回)の授業は、それまでの総括を行い、履修者がそれまでに学んだ観点を整理した上で、授業では各自が発表し参加者全員で討議します。

予習と復習の具体的なやり方は以上の通りです。

予習授業前日の深夜(水曜 23:59) までに、それぞれの部で学んだことに基づき、言語教育において重要と考える論点についてある程度の文章量でまとめて、それをPandAの「課題」の欄に書き込んでください。

復習:授業前日の深夜(水曜 23:59) までに、その前の授業に参加して感じたことや考えたことをまとめて、PandAの「課題」の欄に書き込んでください。

 

フィードバック:第15回の授業ではフィードバックとして、授業全体を通じた学びを再確認しそこから新たな学びにつながるような情報提供をPandA上で行います。

 

 

履修要件

特になし

 

成績評価の方法・観点

精読回の授業での予習状況(25点満点)と積極的な対話(25点満点)、および統括回における予習(25点満点)と実際の発表(25点満点)の合計得点(100点満点)で評価する。それぞれのなお予習については後述する。

 

教科書

以下のURLの記事がこの授業の教科書に相当します。

 

【第1部 全体性の観点からの言語教育設計】

 

1 (10/01) 人間と言語の全体性から考える言語教育

「人間と言語の全体性を回復するための実践研究」

https://doi.org/10.14960/gbkkg.12.14

同発表スライド

https://app.box.com/s/wh67tstkva5w9ksqvxy9wsl8tvdr8020

補記:

上の資料では、ユングについても言及されていましたので、以下の資料も追加します。

C.G.ユング著、林道義訳 (1987) 『タイプ論』 みすず書房

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2014/05/cg-1987.html

C.G.ユング著、ヤッフェ編、河合隼雄・藤縄昭・出井淑子訳 (1963/1972) 『ユング自伝 ― 思い出・夢・思想 ―』 みすず書房

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2010/01/cg-19631972.html

C.G.ユング著、小川捷之訳 (1976) 『分析心理学』 みすず書房

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2010/01/cg-19681976.html

C.G.ユング著、松代洋一訳 (1996) 『創造する無意識』平凡社ライブラリー

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2014/02/cg-1996.html

C.G.ユング著、松代洋一・渡辺学訳 (1995) 『自我と無意識』第三文明社

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2014/02/cg-1995.html

小川洋子・河合隼雄『生きるとは、自分の物語をつくること』新潮社

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2011/03/blog-post_3321.html

河合隼雄 (2009) 『ユング心理学入門』岩波現代文庫

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2014/03/2009.html

河合隼雄 (2010) 『心理療法入門』岩波現代文庫

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2014/03/2010.html

河合隼雄 (2009) 『カウンセリングの実際』 岩波現代文庫

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2014/03/2009_25.html

河合隼雄 (2009) 『心理療法序説』(岩波現代文庫)

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2014/04/2009.html

村上春樹(2010)『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』文藝春秋

http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/10/2010_31.html

小川洋子(2007)『物語の役割』ちくまプリマー新書

http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/10/2007.html

J-POSTLは省察ツールとして 英語教師の自己実現を促進できるのか ―デューイとユングの視点からの検討―(「言語教育エキスポ2014」での発表)

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2014/03/j-postl-2014.html

柳瀬・山本・樫葉 (2015) 「英語教育の 「危機」 と教育現場」 (草稿)

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2015/05/2015-45-pp.html

当事者の弱さや苦労を他人が代わりに解決することについて -- ユング『分析心理学』再読から当事者研究について考える --

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2019/01/blog-post.html

補記2:

上の資料では2次観察についても言及しておりましたので、以下の資料を追加しておきます。

ルーマンの二次観察についてのさらに簡単なまとめ

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2019/07/blog-post.html

ルーマンの二次観察 (Die Beobachtung zweiter Orndung, the second-order observation) についてのまとめ --  Identitat - was oder wie? より

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2016/08/die-beobachtung-zweiter-orndung-second.html


 

2 (10/08) 認知意味論の身体論から考える言語教育

ジョージ・レイコフ著、池上嘉彦、河上誓作、他訳(1993/1987)『認知意味論 言語から見た人間の心』紀伊国屋書店

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/10/19931987.html

マーク・ジョンソン著、菅野盾樹、中村雅之訳(1991/1987)『心の中の身体』紀伊国屋書店

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/11/19911987.html

ジョージ・レイコフ、マーク・ジョンソン著、計見一雄訳 (1999/2004) 『肉中の哲学』哲学書房

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/12/19992004.html

身体性に関しての客観主義と経験基盤主義の対比

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2013/06/blog-post.html

レイコフとジョンソンによる「客観主義」と「経験基盤主義」に関して寄せられた学部生コメント

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2014/01/blog-post.html

授業用スライド(要パスワード)

https://app.box.com/s/ysv9ab7qwmtkuacqb6k4

 

3 (10/15) 神経科学の身体論から考える言語教育

Lisa Feldman Barrett (2018) How Emotions Are Made: The Secret Life of the Brain (London: Pan Books) の四章までのまとめ

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2019/08/lisa-feldman-barrett-2018-how-emotions.html

Lisa Feldman Barrett (2018) How Emotions Are Made: The Secret Life of the Brainの五章(「概念、ゴール、ことば」)のまとめ

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2019/08/lisa-feldman-barrett-2018-how-emotions_26.html

Lisa Feldman Barrett (2018) How Emotions Are Madeの第六章(「脳はいかにして情動を作り出すのか」)のまとめ

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2019/09/lisa-feldman-barrett-2018-how-emotions.html

意味のシステム依存性と語の超越論的指示機能に関する若干の考察:バレット著、高橋洋訳 (2019) 『情動はこうしてつくられる』(紀伊國屋書店)の1-7章を読んで

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2020/02/2019-1-7.html

7章「社会的実在性を有する情動」(Emotions as Social Reality) のまとめ: "How Emotions Are Made"より

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2020/02/7emotions-as-social-reality-how.html

身体と心と社会は不可分である:Barrett"How Emotions Are Made"の後半部分から

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2020/02/barretthow-emotions-are-made.html

「優れた英語教師教育者における感受性の働き―情動共鳴によるコミュニケーションの自己生成―」投影スライドと配布資料 + 音声録音ファイルと質疑応答のまとめ

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2017/06/blog-post_73.html

「優れた英語教師教育者における感受性の働き―情動共鳴によるコミュニケーションの自己生成―」(『中国地区英語教育学会研究紀要』 No. 48 (2018). pp.11-22)

http://yanaseyosuke.blogspot.com/2018/05/no-48-2018-pp11-22_88.html

https://doi.org/10.18983/casele.48.0_11

 

 

4 (10/22) 第1総括:全体性の観点から考える言語教育の設計

上のURLを再読したり、関連文献を自分で読み進めたりして、自分なりの問題意識を高めてそれを言語化してください。

 

【第2部 個人としての教師と学習者の観点からの言語教育設計】

5 (10/29) 実践者論から考える言語教育

K.ガーゲン・M.ガーゲン著、伊藤守・二宮美樹訳 (2018) 『現実はいつも対話から生まれる』ディスカヴァー・トゥエンティワン

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2020/09/km-2018.html

「工学的合理性から行為内在的省察へ」 "The Reflective Practitioner" の第2章のまとめ

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2020/09/reflective-practitioner-2.html

「専門職および専門職の社会における位置に関する発展的考察」 "The Reflective Practitioner"の第10章のまとめ

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2020/09/reflective-practitioner10.html

 

6 (11/05) 技能修得論から考える言語教育

Michael Polanyi (1958) Personal Knowledge (The University of Chicago Press)のまとめ

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2020/09/michael-polanyi-1958-personal-knowledge.html

Michael Polanyi (1966) The Tacit Dimension (Peter Smith) のまとめ

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2020/09/michael-polanyi-1966-tacit-dimension.html

ジョッシュ・ウェイツキン著、吉田俊太郎訳 (2015) 『習得への情熱 -- チェスから武術へ』(みすず書房)

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2020/09/2015.html

羽生善治氏の4冊の本を読んで:知識を経験にそして知恵に

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2020/09/4.html

 

7 (11/12) 行為論から考える言語教育

B・ラトゥール著、伊藤嘉高訳 (2019)『社会的なものを組み直す』法政大学出版局、Bruno Latour (2005) Reassembling the social OUP

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2019/08/b-2019bruno-latour-2005-reassembling.html

國分功一郎 (2017) 『中動態の世界 意志と責任の考古学』(医学書院)

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2018/10/2017.html

授業投影スライド (要パスワード)

https://app.box.com/s/elx49zoxs83ye8syjxmt2icmec1mfr4i

竹内敏晴 (1999) 『教師のためのからだとことば考』ちくま学芸文庫

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/04/1999.html

野口三千三氏の身体論・意識論・言語論・近代批判

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/02/blog-post_21.html

竹内敏晴 『教師のためのからだとことば考』に対する学生さんの感想

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/04/blog-post_18.html

「教師のためのからだとことば考」を読んで考えた、授業における生徒への接し方(学部生SSさんの文章)

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/08/ss.html

野口三千三の身体論・言語論についての学生さんの振り返り

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2017/01/blog-post.html

和田玲先生による「原初体験と表現の喪失」

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/03/blog-post.html

3/4京都講演:「英語教師の成長と『声』」の投影資料と配布資料

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/03/34.html

京都講演に対する松井孝志先生のコメントを受けて

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/03/blog-post_06.html

「ユマニチュード」あるは<人間らしさ>を教室でも実践することについて

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2017/06/blog-post_13.html

喜多 壮太郎 (2000) 「ひとはなぜジェスチャーをするのか」 『認知科学』7 巻 1 号 p. 9-21

http://yanaseyosuke.blogspot.com/2018/06/2000-7-1-p-9-21.html

喜多壮太郎 (2002) 『ジェスチャー 考えるからだ』 金子書房

http://yanaseyosuke.blogspot.com/2018/06/2002.html

7/15(日)の公開研究集会:外国語教師の身体作法(京都外国語大学)は予定通り開催します + 柳瀬の当日発表資料公開

http://yanaseyosuke.blogspot.com/2018/07/715.html

David McNeill (2005) Gesture and Thoughtの第1-4章のまとめ

http://yanaseyosuke.blogspot.com/2018/07/david-mcneill-2005-gesture-and-thought1.html

7/22の公開研究集会「外国語教師の身体作法」での柳瀬発表の後の質疑応答

http://yanaseyosuke.blogspot.com/2018/07/722_17.html

率直で開かれたコミュニケーションから私たちの喜びである共感や連帯感が生まれる(アダム・スミスの『道徳感情論』から)

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2017/06/blog-post_23.html

「公開ワークショップとシンポジウム:英語教育の身体性」の参加者の振り返り

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2017/05/blog-post_22.html

(続)「公開ワークショップとシンポジウム:英語教育の身体性」の参加者の振り返り

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2017/05/blog-post_30.html

(続々)「公開ワークショップとシンポジウム:英語教育の身体性」の参加者の振り返り

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2017/06/blog-post_18.html

 

8 (11/26) 第2総括:実践者・技能・行為の観点から考える言語教育の設計

上のURLを再読したり、関連文献を自分で読み進めたりして、自分なりの問題意識を高めてそれを言語化してください。

 

【第3部 教師と学習者の共同体の観点からの言語教育設計】

 

9 (12/03) 対話論から考える言語教育の設計

David Bohmによる dialogue (対話、ダイアローグ)概念

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2016/04/david-bohm-dialogue.html

感受性、真理、決めつけないこと -- ボームの対話論から

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2016/05/blog-post.html

ボームの対話論についての学生さんの感想

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2016/05/blog-post_8.html

意味と真理の概念から捉えた対話の概念

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2020/09/blog-post_49.html

 

10 (12/10) 当事者研究から考える言語教育

樫葉・中川・柳瀬 (2018) 「卒業直前の英語科教員志望学生の当事者研究--コミュニケーションの学び直しの観点から--

https://doi.org/10.18983/casele.48.0_95

当事者研究が拓く、弱さを語るコミュニケーション ―校内のコミュニケーションリーダーとなる英語教師を目指して―

https://doi.org/10.20581/arele.30.0_271

中川 篤,柳瀬 陽介,樫葉 みつ子 (2019) 「弱さを力に変えるコミュニケーション―関係性文化理論の観点から検討する当事者研究」『言語文化教育研究』第17巻 pp. 110 - 125

https://doi.org/10.14960/gbkkg.17.110

浦河べてるの家『べてるの家の「当事者研究」』(2005,医学書院)

http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/07/2005.html

浦河べてるの家『べてるの家の「非」援助論』(2002年、医学書院)

http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/07/2002.html

当事者が語るということ

http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/09/blog-post_4103.html

「べてるの家」関連図書5

http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/11/5.html

綾屋紗月さんの世界

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2012/12/blog-post.html

熊谷晋一郎 (2009) 『リハビリの夜』 (医学書店)

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2013/04/2009.html

英語教師の当事者研究

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2016/09/blog-post_8.html

熊谷晋一郎(編) (2017) 『みんなの当事者研究』 金剛出版

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2017/08/2017.html

15回当事者研究全国交流集会名古屋大会に参加して

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2018/10/15.html

当事者研究のファシリテーター役をやってみての反省

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2018/12/blog-post.html

バウマン『個人化社会』 Zygmunt Bauman (2001) The individualized society

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2019/03/zygmunt-bauman-2001-individualized.html

向谷地生良 (2009) 『技法以前 --べてるの家のつくりかた』医学書院

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2019/01/2009.html

熊谷晋一郎(編) (2019) 『当事者研究をはじめよう』金剛出版

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2020/03/2019.html

8/25(土)14:00から第8室で発表:中川・樫葉・柳瀬「英語科教員志望学生の被援助志向性とレジリエンスの変化--当事者研究での個別分析を通じて--」(投影資料・配布資料の公開)

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2018/08/82514008.html

眞子和也君と中川篤君の学会発表(2019/03/09(土)言語文化教育研究学会(於 早稲田大学)

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2019/03/20190309.html

熊谷晋一郎(編) (2019) 『当事者研究をはじめよう』金剛出版

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2020/03/2019.html

 

11 (12/17) オープンダイアローグから考える言語教育

オープンダイアローグの詩学 (THE POETICS OF OPEN DIALOGUE)について

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2015/12/poetics-of-open-dialogue.html

オープンダイアローグでの実践上の原則、および情動と身体性の重要性について

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2015/12/blog-post.html

オープンダイアローグにおける情動共鳴 (emotional attunement)

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2016/01/emotional-attunement.html

オープンダイアローグにおける「愛」 (love) の概念

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2016/01/love.html

飢餓陣営・佐藤幹夫 (2016)「オープンダイアローグ」は本当に使えるのか(言視舎)

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2016/05/2016.html

比較実験研究およびメタ分析に関する批判的考察 --『オープンダイアローグ』の第9章から実践支援研究について考える--

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2016/08/blog-post.html

ヤーコ・セイックラ、トム・アーンキル、高橋睦子、竹端寛、高木俊介 (2016) 『オープンダイアローグを実践する』日本評論社

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2017/08/2016.html

野口裕二 (2018) 『ナラティブと共同性 自助グループ・当事者研究・オープンダイアローグ』

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2019/02/2018.html

「対話としての存在」(『ダイアローグの思想―ミハイル・バフチンの可能性』第二章)の抄訳

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2017/11/blog-post.html

 

12 (12/24) 第3統括:共同体の観点から考える言語教育の設計

上のURLを再読したり、関連文献を自分で読み進めたりして、自分なりの問題意識を高めてそれを言語化してください。

 

【第4部 言語教育研究からの言語教育の設計】

 

13 (01/07) 物語論から考える言語教育研究

なぜ物語は実践研究にとって重要なのか

https://doi.org/10.14960/gbkkg.16.12

J. Bruner (1986) Actual Minds, Possible Worlds の第二章 Two modes of thoughtのまとめと抄訳

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2017/10/j-bruner-1986-actual-minds-possible.html

Jerome Bruner (1990) Acts of Meaningのまとめ

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2017/06/jerome-bruner-1990-acts-of-meaning.html

ヘイドン・ホワイト著、上村忠男監訳 (2017) 『実用的な過去』岩波書店 Hayden White (2014) The Practical Past. Evanston, Illinois: Northwestern University Press.

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2018/03/2017-hayden-white-2014-practical-past.html

Hayden White (1980) The Value of Narrativity in the Representation of Realityの抄訳

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2017/11/hayden-white-1980-value-of-narrativity.html

Critical Realism, Policy, and Educational Research (批判的実在論、政策、そして教育研究)

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2017/12/critical-realism-policy-and-educational.html

スライド:「なぜ物語は実践研究にとって重要なのか 仮定法的実在性による利用者用一般化可能性」(3/11言語文化教育研究学会・口頭発表)

http://yanaseyosuke.blogspot.jp/2018/02/311.html

参考文献:柳瀬陽介 (2018) 「なぜ物語は実践研究にとって重要なのか―読者・利用者による一般化可能性」 『言語文化教育研究』第16巻 pp. 12-32

https://yanaseyosuke.blogspot.com/2019/02/2018-16pp-12-32.html

 

14 (01/14) 実践者研究からの言語教育設計

The Distinct Epistemology of Practitioner Research: Complexity, Meaning, Plurality, and Empowerment. (要パスワード)

https://app.box.com/s/0jv3ydbtb6wjm6qdbt10h65abopkwdde

当事者の現実を反映する研究のために(要パスワード)

https://app.box.com/s/eubli7mwy4lqrens47rw7w3i0iiqw5ce

柳瀬陽介 (2017) 「英語教育実践支援研究に客観性と再現性を求めることについて」『中国地区英語教育学会研究紀要』47 巻 p. 83-93. https://doi.org/10.18983/casele.47.0_83

 

15 (PandA) フィードバック

授業の総括をPandAでお伝えします。

 

参考書等

・浦河べてるの家 (2002)『べてるの家の「非」援助論』医学書院

・浦河べてるの家 (2005)『べてるの家の「当事者研究」』医学書院

・樫葉みつ子・中川篤・柳瀬陽介 (2018)「卒業直前の英語科教員志望学生の当事者研究 -- コミュニケーションの学び直しの観点から」『中国地区英語教育学会研究紀要』, No. 48, 95-105.

・斎藤環 (2015)『オープンダイアローグとは何か』医学書院

・セイックラ、アーンキル (2019)『開かれた対話と未来』医学書院

・ダマシオ (2005)『感じる脳』ダイヤモンド社

・ダマシオ (2013)『自己が心にやってくる』早川書房

・ダマシオ (2018)『意識と自己』講談社学術文庫

・中川篤・樫葉みつ子・柳瀬陽介 (2019)「当事者研究が拓く、弱さを語るコミュニケーション --校内のコミュニケーションリーダーとなる英語教師を目指して」『全国英語教育学会紀要』, No. 30, 271-286.

・バレット (2019)『情動はこうしてつくられる』紀伊國屋書店

・ブルーナー (2016)『意味の復権』ミネルヴァ書房

・ボーム (2007)『ダイアローグ』英治出版

・ホワイト (2017)『実用的な過去』岩波書店

・ポラニー (1980)『暗黙知の次元』紀伊国屋書店

・ポラニー (1985)『個人的知識』ハーベスト社

・柳瀬陽介 (2014)「人間と言語の全体性を回復するための実践研究」『言語文化教育研究』, No. 12, 14-28.

・柳瀬陽介 (2017)「英語教育実践支援研究に客観性と再現性を求めることについて」『中国地区英語教育学会研究紀要』, No. 47, 83-93.

・柳瀬陽介 (2018)「優れた英語教師教育者における感受性の働き --情動共鳴によるコミュニケーションの自己生成」『中国地区英語教育学会研究紀要』, No. 48, 11-22.

・柳瀬陽介 (2018)「なぜ物語は実践研究にとって重要なのか?読者・利用者による一般化可能性」『言語文化教育研究』, No. 16, 12-32.

・ユング (1987)『タイプ論』みすず書房

・ラトゥール (2019)『社会的なものを組み直す』法政大学出版局

・レイコフ、ジョンソン (2004)『肉中の哲学』哲学書房

・レイコフ (1993)『認知意味論』紀伊國屋書店

Bruner, J. (1986) "Actual Minds, Possible Worlds" The Harvard University Press

Schon, D. (1984) "The Reflective Practitioner" Basic Books

※翻訳書がある場合は、原著の掲載は省略した。

 

授業外学習(予習・復習等)

「授業計画と内容」の項をご参照ください。

 

その他(オフィスアワー等)

面談を希望する履修者は、口頭もしくはメールでお知らせください。お互いに都合のよい時間帯を予め決めて面談を行いましょう。

 

その他特記事項

特になし。

 


2020年度後期大学院(修士課程)授業 「言語教育設計学2」のシラバス(詳細版)

  以下は大学院(修士課程)での後期の授業「言語教育設計学2」(注)のシラバス(詳細版)です。 授業は京都大学のLearning Management SystemであるPandAで行いますが、リンク集として便利なので、ここにも掲載しておきます。 (注)この科目名は退職した前任者...