2024/02/16

「AIの言語生成と人間の言語使用の違い:AI時代の言語教育のための考察」(2024年2月10日 言語系学会連合公開シンポジウム)の発表予行練習動画

 

先日(2024年2月10日土曜日)に言語系学会連合 (https://uals.net/) の2023年度公開オンラインシンポジウム(テーマ:言語教育における生成系AIの活用)で発表させていただきました。

私の発表タイトルは、「AIの言語生成と人間の言語使用の違い:AI時代の言語教育のための考察」でした。

「人間をできの悪いAIのように訓練する外国語教育は不要」という基本的な考えの上に立って、外国語教師はAIの言語生成と人間の言語使用の違い理解した上で人間らしい外国語教育を展開しなければならないと主張しました。違いを理解するためには、書きことばの普及やソフィストの台頭を前に、語りことばの重要性を説くソクラテスを参照することにしました。

下は発表の予行練習録画です。ご興味がある方はご覧ください。



発表で使ったスライドはここでダウンロードできます。


人間は出現頻度以外の言語の価値を復権できるのか?

  私がガメ・オベールさんの活動に注目し始めたのは2023年から2024年にかけてぐらいだとぼんやり記憶しているが(参考: 言語学習についての安直な学問化・科学化と在野の知恵について )、ガメさんは数ヶ月前から主な発表媒体を Substack に変えて以来、毎日、文章を掲載して...