8/20(土)の公開シンポジウム「人を育てる英語教育・田尻悟郎の授業は大学生の人生にどう影響を与えているのか」は100名近くの聴衆を迎えました。聴衆のさまざまな反応から推測するによい会になったと関係者一同思っております。開催にあたって大変なご尽力をいただいた凡人社とYoko-Yoko Networkの皆様に厚く御礼申し上げます。
この記事では柳瀬の発表部分のスライドと発表のリハーサル動画を公開します。ご興味のある方はどうぞ御覧ください。
スライドのダウンロード
https://app.box.com/s/st75bmds4pb7ol5x456d9ffgqw83tm1v
リハーサル動画
ちなみに私の発表の構成は以下の通りです。
1. はじめに:現代教育の歴史的文脈
2. 学習者の人格を尊重する田尻実践
3. 田尻実践の価値づけ
4. 実践者に何ができるのか
5. 終わりに:英語教育研究者へ
最後のセクションでは、英語教育研究を無人格的な対象を調べる精密科学に近づけるふりをするべきではないといった現在主流(?)の英語教育研究の批判をしています。残念ながら私に執筆の機会はいただけませんでしたが、この批判意識は昨年の以下のシンポジウムで口頭発表したものとつながっています。
柳瀬陽介「教育実践を科学的に再現可能な操作と認識することは,実践と科学の両方を損なう」(シンポジウム:外国語教育研究の再現可能性2021)
https://yanase-yosuke.blogspot.com/2021/09/2021_11.html