2021/04/15

「実践報告:大学生はライティング授業を通じていかに「英語スキーマ」を学ぶか」(4/24(土)Zoomでの研究会)の発表スライドを公開します



以前にお知らせしました、慶應義塾大学の今井むつみ先生の研究室が企画・運営する以下の研究会で私が使いますスライドが完成しましたので、ここに掲載しておきます。


題名:英語の学びを科学する 理論と実践

日時:2021年4月24日(土)9:30 - 12:30

場所:ZOOMミーティングにて開催

定員:200名

参加:  https://ableonline.studio.site/ableonline04 より申込み



10:30 - 11:10 トーク2

柳瀬陽介(京都大学・国際高等教育院)

「実践報告:大学生はライティング授業を通じていかに「英語スキーマ」を学ぶか」




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追記(2021/04/21)

次の記事に書いた言語習得の社会性の観点から、スライドを微修正しました。


なお、上の申込みサイトでは、私の報告では他の現象についても語ると予告しておりましたが、時間の関係で当日は冠詞と可算・不可算名詞についてのみ報告します。

ご興味のある方は、上のサイトからぜひお申し込みください。



追記

この研究会で今井先生は、ご著書の『英語独習法』を下敷きにして、「認知科学から考える合理的な英語学習」という題目でお話をします。

この『英語独習法』は、この記事最後尾に掲載したサイトによりますと、現在、11万部売れているそうです。高度な英語力獲得に関するこの本がそれだけ売れているというのは、英語教育関係者にとっても嬉しい驚きです。

研究社の『英文解体新書』も硬派の内容にもかかわらず(あるいはそれだからこそ)多くの人に読まれ、『英文解体新書2』も近々刊行されます。

それと同時に『英文精読教室』シリーズの刊行も始まり、まるで「文学部英文学科の逆襲」のようだとも言われています。

こういった学究的な英語学習の本がより多くの人に読まれることを、私も英語教育関係者の1人として願っています。


以下は、最近目にした『英語独習法』に関する優れた書評です。



「ネイティブみたいに」って何よ? -- 『英語独習法』を読んで

https://www.iwanamishinsho80.com/post/___b1


今井むつみ『英語独習法』 映画は好きな1本を熟見すべし!

https://book.asahi.com/article/14329003



"AI is an empowerment tool to actualize the user's potential."

  本日、「 AIはユーザーの潜在的能力を現実化するツールである。AIはユーザーの力を拡充するだけであり、AIがユーザーに取って代わることはない 」ということを再認識しました。 私は、これまで 1) 学生がAIなしで英文を書く、2) 学生にAIフィードバックを与える、3) 学生が...